本日は『就学前の予防接種』に関してお話しします。
就学前(=小学校入学前の1年間、年長さんの学年)の予防接種にが以下のものがあります
☆麻疹風疹ワクチン(2回目)
★おたふくかぜワクチン(2回目)
★三種混合ワクチン
★不活化ポリオワクチン
(☆は定期接種のワクチンで、★は任意接種のワクチンになります)
今回はこの中ではまだあまり知られていない『三種混合ワクチン』と『不活化ポリオワクチン』について紹介します。
0歳時に3回、1歳になって1回、四種混合ワクチンを接種することで、ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオの4つの病気に罹りにくくなります。しかしながらこのうち百日咳とポリオに関しては小学校に入る頃に抗体価が下がり、これらの病気に罹るリスクが上がると言われています。百日咳の抗体価が下がることで、小学生の間で百日咳が流行する可能性があり、流行した結果、まだ免疫力のない生後まもない赤ちゃんが百日咳に感染することにより重症化することが懸念されます。ポリオに関しても同様に、小学校に入る頃には四種混合ワクチンでつけた免疫もかなり低下してくると言われ、ポリオの感染が危惧されます。
そのため日本小児科学会では2018年より就学前に三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンの任意接種での追加を薦めております(四種混合をうてばいいじゃないか、と思いますが、現在、四種混合ワクチンはルール上生涯4回までしか打てないので、面倒ですが三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンに分けて打つ必要があります)
現在、小学校2年生の院長の娘も年長さんの時に三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンを接種しています。
当院では2022年6月現在以下の価格となっております。
三種混合ワクチン 5000円
不活化ポリオワクチン 9000円
先日から始まったプレパス割引も利用可能です。
就学前の三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンの接種で、百日咳とポリオに対する免疫をしっかりつけましょう!
興味がある方は、ぜひご相談ください。